2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

だとしたら…スゥと流青君は、歳も違うし…オーナーと店長さんみたいな関係とはまた少し違うのかな…?

なんて…余計なことを考えてみたりする。

飲み過ぎ…かな。

おトイレ…近い。

私は立ち上がりに一瞬…グラっと視界が揺れつつも、お手洗いに立ち上がる。

フェイクの赤竹の格子と炭色の土壁をLの字に曲がると、男子トイレと女子トイレが向かい合う小さなスペースに手洗い用の洗面台がある。

黒光りする和モダンな受け皿が鎮座する洗面台に、心亜ちゃんはのけぞるような体制で男性と話している。

というか…

距離を取りつつ…話している。

知り合い?かな…?

その割には、彼女の表情は曖昧で…お世辞にも楽しそうに会話が弾んでいるようには思えない。