2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

そうと分かっていながら…奈々美は空いている席を探すフリをして、ながらスマホで店内を歩き回る。

朱雀の名前を連呼して…
こちらの声に、耳を側立てる彼女たちをマウントする。

チクチク刺さる視線が、当然のように…清々しく感じられる。

〈DREAM ・DIAMONDオーディション〉通称D.Dオーディションは前回の審査から新しい課題が追加されて…第3次審査へとコマが進んでいる。

今日は25人中10人へとバトルが白熱する。

25人のうち何人かは既にダンサーとしての経験もあり、少ないながらもファンの子が付いていたりするのだ。

もちろん、ここにいる半数はプロデューサーのtaiga推しっていうのが現状なのかもしれないが…カフェで談笑する女の子たちに朱雀の名前は少なからず反応する子がいるのも事実。