「そういえば、朱雀君っ。taiga君、たまにウチのお店にスタッフさんとか制作チームの方を連れて飲みに来るのよ。」

「マジですかっ?!!!」

「私、朱雀ファンだってアピールしとくっ。実物…カッコよくて感動しちゃったあ。」

「ありがとうございます。頑張ります。」

「つーーーーことで。2人にとっては感動の再会ってわけだなぁ〜(笑)」

オーナーとアリスさんはお互いにうなずいて、盛り上げようとする。

ア…レ…?

その割に2人とも…。

気のせいかな?

私には2人の顔色が若干曇って見えた。

2人とも同じ、晴れではない表情。

気のせい……?