キス……

されるかと思って、思わず腕で唇を覆う私をスゥは…クスクス笑った。

「ちょっ…と。」

ドキンが…苦しいよ。

思わず…睨む…。

「何にもしねーよっ!(笑)お姉ちゃんっ。」

スゥはそう言って、ワザとおかしそうに背中を向ける。

「 ねぇっ!…スゥ…もう、こういうの… 」

「行くんだろっ!花火。
ここはいいから…準備して。」

振り返る彼は、曖昧ながらも微笑んだ。

言葉を飲み込んでしまう。
スゥがそうやって誤魔化すから…言えなくなる。

そうやって…ズルズル…



お気に入り…だったのにな。

色違いのカップ…。

お揃いのお皿…。