2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「ハル?大丈夫…体調悪い?」

心配したリュウが声を掛けてくる。

きっと…リュウなら出来上がったペペロンチーノをフォークとスプーンと共に完璧にスタンバイしてある。

私は、もうしばらく…と小さく返事をすると、先に食べててと付け加えた。



私が戻った時にはリュウは既に食事を終えてキッチンに空いたお皿を運ぶ途中だった。

「お腹…壊しちゃったかな…(苦笑)」

「せっかくだけど…無理して食べない方がいいと思うよ。」
ペペロンチーノの前に座って手を合わせる私をリュウはさり気なく制止する。

「拾い食いは良くない…笑」

なんて…冗談を言いながら私の後ろに回って抱きしめてくれるリュウの腕に私はそっと頬を寄せる。

「横になったらいいよ。ラップしとくから…。」

冗談抜きで心配してくれるリュウの腕にこのまま溶けたくなる。

溶けてしまう前に…私は立ち上がるとリュウの首に腕を巻きつけた。

リュウの首筋の香りが心地良く香る。

安心感…

リュウの香りは今一番私が嗅ぎたい匂いがした。

そのまま…

左手をリュウの胸板へ滑らす。

Tシャツの上からも鍛えられた身体のラインが分かる。