「あっ………!」
床に落ちた御守り。視線の先にリュウの革靴があった。
リュウ……
彼は腰をかがめる。
「アリスさん……色々と心配してくれてありがとう。」
御守りについた埃を払いながら…リュウは真っ直ぐにアリスさんを見つめる。
「アリスさん、俺、近々ハルちゃんに告白しようと思ってる。
コンテストの決勝が終わったら、ハルにはきちんと俺の気持ちを言おうと思ってるんだ。」
一瞬、凍りつく。
アリスさんの表情と私の心臓。
「ちょっと待って、滝沢君。それって私、失恋ってこと?」
「…………。
誤解のないように言えばこの傷はハルのせいじゃないよ。」
静かな口調のリュウとは反対にアリスさんは興奮した声で私を睨む。
「………私、ここへはしばらく来ないっ!!」
ばっからしいっ!!と強がるアリスさんは、ツカツカと店の扉に手をかけた。
「アリスさんが思ってるような男じゃないよ…俺は。」
リュウの口調はやはり冷静で…
「カッコつけてるつもり?それ、1番聞きたくない男の言い訳…だと思う。」
アリスさんはぐっとお店の扉を押す。
「言い訳でも…最低でも、何を言われてもいいから本物の男になりたかった…!!
俺の場合はそういう意味での〝男じゃない…〟ってことなんだ。」
「はぁ〜?」
「黙っててごめん。
言えなくて…ごめんなさい。
アリスさんの気持ちを分かってたのに…俺は男として本当に嬉しかったから…つい言えずにいたんだと思う。最低だと思う。」
アリスさんは首だけをこちらに向けて立ち尽くす。
「はぁ〜?」
2回目のはぁ〜?で…アリスさんがやんわりと理解できてきたのだと分かった。
床に落ちた御守り。視線の先にリュウの革靴があった。
リュウ……
彼は腰をかがめる。
「アリスさん……色々と心配してくれてありがとう。」
御守りについた埃を払いながら…リュウは真っ直ぐにアリスさんを見つめる。
「アリスさん、俺、近々ハルちゃんに告白しようと思ってる。
コンテストの決勝が終わったら、ハルにはきちんと俺の気持ちを言おうと思ってるんだ。」
一瞬、凍りつく。
アリスさんの表情と私の心臓。
「ちょっと待って、滝沢君。それって私、失恋ってこと?」
「…………。
誤解のないように言えばこの傷はハルのせいじゃないよ。」
静かな口調のリュウとは反対にアリスさんは興奮した声で私を睨む。
「………私、ここへはしばらく来ないっ!!」
ばっからしいっ!!と強がるアリスさんは、ツカツカと店の扉に手をかけた。
「アリスさんが思ってるような男じゃないよ…俺は。」
リュウの口調はやはり冷静で…
「カッコつけてるつもり?それ、1番聞きたくない男の言い訳…だと思う。」
アリスさんはぐっとお店の扉を押す。
「言い訳でも…最低でも、何を言われてもいいから本物の男になりたかった…!!
俺の場合はそういう意味での〝男じゃない…〟ってことなんだ。」
「はぁ〜?」
「黙っててごめん。
言えなくて…ごめんなさい。
アリスさんの気持ちを分かってたのに…俺は男として本当に嬉しかったから…つい言えずにいたんだと思う。最低だと思う。」
アリスさんは首だけをこちらに向けて立ち尽くす。
「はぁ〜?」
2回目のはぁ〜?で…アリスさんがやんわりと理解できてきたのだと分かった。



