2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「なぁ…朱雀、俺からアキもハルも取っていくな…。せめてアキぐらい、俺が死なせた。
…そう言わせてくれよ。」

「……何言ってんだよっ!」
スゥは呆れたように肩で息を吐くと、リュウを睨んだ。

「お前には分からないだろうなっ…一生。
男のお前には一生っ!分からないだろうなっ!!」

リュウの声が巨大タンクに跳ね返る。

「俺はっ!あの頃からずっとっ…一度だって、お前を女だと思ったことはないよっ。」

「嘘をつけっ…本当は、心の中では…。」

「リュウは…リュウだって言ってるだろっ!!」

スゥのイライラが爆発した…

「スゥっ!!やめてよっ!!」

私の声と同時に…

スゥの右手はリュウの頬を殴りつけていた。

リュウは抵抗することなく…視線を落として殴られた頬に手を置いた。

「……痛ってぇなぁ…。」

「ハルとアキは関係ないだろっ…まさか…
お前、俺に嫉妬してんの?」

スゥは苛立ちから、リュウの感情をワザと逆撫でる。