富山の人はその新鮮で生きの良いことを〝きときと〟と言ったりする。
きときとの町。
小さな港町からすぐ近くの山中…。
それほど高くも険しくもない山林の入り口。通称タンク山でアキちゃんは行方不明になった。
11年前の、事故とも事件とも言えない…少女の行方不明。
「3年前の夏…アキの名前がお墓に刻まれたんだ。」
「…………お墓…って、でも…まだ…。」
「アキは交通事故で両親を亡くしていたから、その墓標に並んで名前が刻まれたんだ。」
「そ…んな。」
「アキのおばぁちゃんがね…アキを眠らせてあげたいって…。丁度、七回忌が終わった年だったかな…。
俺も朱雀もアキの遺骨の無い墓に手を合わせに行ったんだ。
朱雀…ひどく泣いてた…。」
きときとの町。
小さな港町からすぐ近くの山中…。
それほど高くも険しくもない山林の入り口。通称タンク山でアキちゃんは行方不明になった。
11年前の、事故とも事件とも言えない…少女の行方不明。
「3年前の夏…アキの名前がお墓に刻まれたんだ。」
「…………お墓…って、でも…まだ…。」
「アキは交通事故で両親を亡くしていたから、その墓標に並んで名前が刻まれたんだ。」
「そ…んな。」
「アキのおばぁちゃんがね…アキを眠らせてあげたいって…。丁度、七回忌が終わった年だったかな…。
俺も朱雀もアキの遺骨の無い墓に手を合わせに行ったんだ。
朱雀…ひどく泣いてた…。」



