2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

リュウは私の頬を軽く摘んで、ククッと笑う。

「ご…ごめん。私まで緊張してきちゃった。」

「なんだよっ…。御守りくれたのハルだろぉ〜!笑」

「そっか…そうだねっ。笑」

「ハルの代わりに…コイツが側に居てくれるから頑張れる気がするっ。」

リュウは笑ってバッグのファスナーに付けた御守りをサイドポケットにしまった。

「うん!」私も微笑む。

「ねぇ…リュウ…」


この大会が終わったら…

抱いて。

…なんて言えない。

じゃないと…リュウのベッドでスゥの夢を見ちゃうから…

…なんて、もっと言えない。

「ん?何。」

「何でもない。」

「ハル、この大会が終わった週の定休日、一緒に富山へ行かない?」

「えっ?!」

「俺と朱雀が育った町。」

富山県 氷見市。

リュウとスゥ、そしてアキちゃんが住んでた町。