「ごめんな。ハル…怖い思いをさせて。」

リュウは私の首筋にそっと額を擦り寄せる。

「だから…笑 何で…?笑
リュウが謝るの?
奈々美ちゃんは助かったんだから…。」

「は…ははっ。そうだね…。それが良かったんだし。
何か…別のこと思い出しちゃって。昔の…
あっ…いや、その…いいんだ。」

「昔?
それって、もしかして…アキって子のこと?」