2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「好き…だからじゃんっ……。」

スゥのことを好きだから…
好きになり過ぎたから……。

言うことを聞かなくなった感情が重くて…勝手に押し寄せてくる好き…が苦しくて。

手に入らない相手への気持ちにがんじがらめになる。

死んだ方が楽になる?
死んだら…こっちを見てくれる?
死んだら…
私を一生忘れないでしょ?

項垂れて自分の首の後に手をやるスゥを見て…私は心の中で奈々美ちゃんの声を代弁した。

「だからって…こんなことして、何になるんだよ。」

答えを求めているようにも思えない、スゥの嘆きのような質問に、私はあっさり答える。

「スゥには一生分かんないよっ。」

「はっ………?」

私が吐き捨てた言葉にスゥも吐き捨てるような態度で顔を上げた。