流青君に会えたなら…髪に触れられたなら…そうなのかも。

自然に綺麗になれてしまう。

不足した女性ホルモンの補充とでも言おうか…。

「お疲れ様です…イメチェン出来ましたね。とってもお似合いです。」

「ありがとう、滝沢君。今晩は主人の好きな献立にしてみようかな。」

「いいと思います。
相手を思う気持ちは、いくつになっても何年たっても……
例え…ご主人が遠くを見ていたとしても、伝える事が大事だと思います。」

女性は、はにかんで笑う。

「敵わないなぁ〜。滝沢君にはっ!
ホントは、私より年上でしょっ(笑)」

はにかみを振り切るように大人の顔。

魔法?  やっぱ…魔法?!!

1人の女性を少女にしたり大人にしたり…。