2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「ありがとう。気に入ったわっ。
お似合いだけどぉ〜〜ねぇ。」

「はい。お似合いですよ。」

「違うってばっ。私の髪もだけど…2人っ!
付き合っちゃえば〜?お似合いだけどっ…てこと。(笑)」

冷めたアイロンを片付けながら私は苦笑いをする。

リュウも彼女を見送りながら苦笑している。

彼女の赤いベンツが見えなくなるまで見送ったリュウはバックヤードで新しいカラーチューブを並べていた私に声を掛けてきた。

「今のうちに休憩しておこうか。少し早いけどお昼入っていいよ。」

「はっ…はい。」

いつもの仕事。

いつもの流れ…

それなのに…変に意識したせいか、ビニールのパッケージをはずしたばかりのカラーチューブがドミノの様に倒れて床に散らばった。