スゥはベッドサイドの棚に手を伸ばすと箱の開いたコンドームを弄った。

この前、ドラッグストアで買ったそれは、たぶんいくつかはなくなっていて…

私はスゥが果てるまで罪悪感に縛られていた。

スゥとの声が絡み合えば合うほど…身体が快感に疼くたびに奈々美ちゃんの顔が脳裏に浮かんで色濃くなった。

その虚な彼女の顔を振り払うかのように…

私は彼の名前を呼んで…喘いでを繰り返した。