2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「勝手に…決めないで…よっ。」

いなくなっちゃうかもしれないくせにっ。

オーディションに受かっても…落ちても…スゥは私の側になんていてくれない。

ここを出て行くって言ったくせに。

都合良く…私を見て…都合良く…私を翻弄して…

結局、夢の先を見て走って行く。

髪が濡れたせいか…?涙か…?分からないけど私はそれを隠すように、なぜかスゥの唇に答えてしまっている。

心とは別で…スゥの唇から…

身体に身を委ねて離れられないでいる。

スゥは私の手首を引っ張ると、自分の部屋の灯りを消して私をベッドへと倒した。

乱暴に私に跨ると、自分のTシャツを脱ぎ捨てる。

均整のとれた逆三角形。

バランスの良い筋肉質なボディラインが目の前の暗闇に浮かび上がって、彫刻のように美しい。

細いけれど、ある所にはきちんと厚みのある腕。