2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「リュウのことが好きなの?」

「…………。」

「好きなの?って…聞いてる。」

「好き…だよ。
誰よりも…尊敬できる先輩だから。」

「全部……知ってて?
あいつのことを全て分かっていて好きなの?」

スゥの目の色が…

「何…?何のこと?」

変わるのが分かった。

「知ってて…それでも好きなのかって聞いてる。」

スゥの表情は、嫉妬では無い。

失望でも落胆でも無くて…憤りや苛立ちでも無い。

確実にマウント。

瞳の奥に鋭く光が宿ったようにすら感じる。

その目に少し怯える。

スゥは私を廊下の壁に押しやって、頬に張り付く濡れた髪を掻き分けた。

熱い吐息と共にスゥの唇が私の唇を塞ぐ。

好きか?の返事なんて…彼に必要なんて無いのだろう。

嫉妬…なんかじゃなくて…