2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「リュウ……。」

昨日、バスルームでのキス…見られてた?

私の心拍数が急激に上がる。

いや…そんなことない。見られてなんかないと思う。

「どうして…そんなこと聞くの?
リュウとスゥのお守りを買って、本堂にお参りをして……」

神社では、本当にそれだけ…なのに私は気まずさから、リュウから避けるよう踵を返す。

「ハル……。」

しんとした店内。

突然…リュウは私を背後から抱きしめる。

私の胸元で腕を交差すると…ぎゅっと力を込める。

思っていた以上に筋肉質な腕。
綺麗な筋が…ぎゅっとされるたびに浮き上がる。

左肩にはリュウの額とサラッとした黒髪が触れる。

ふっと包み込まれた体温のある空気は、微かにスタイリング剤の香りがして…これってリュウの匂い…。

リュウの温もり…ヤバい。

時が止まる。