「休学します。そしてバイトは忌引です。」
キッパリ…。

冗談だと分かるが…笑いながら、目が笑っていないじゃん。

「はっ…ははっ…(苦笑)だよね。」

「てかーーーー死亡っ。
だって、考えてもみて下さいよっ!!
もし…もしもですよっ!相手の女が女優だのモデルだのインフルエンサーだの…って考えたら……。」

心亜ちゃんの顔が…自分で言っておきながらみるみる引き攣る。

「曲も歌詞も、顔も唇も胸板も…ぜーーんぶに………。」

「わ…分かった…。息して、心ちゃん(苦笑)」

「彼の全部に彼女の顔がチラつくんですよぉーーーー!!
これ程、夢を壊される存在っていないじゃないですかっ!!」

ごもっとも…?です。(辛)



スゥの夢も…ファンの夢も…壊せない。

私はその夢を壊すほどの相手にはなれない。

そう…

それ相応の人間では…ない。

それだけは確か。