2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

「次の次の次って…何だよっ。(笑)
人違いだろっ。笹原さん、今日はもう帰った方がいい。酔ってるよっ。」

流青君は、年上彼女の話をサラリと流して…心亜ちゃんの頭をポン…と撫でた。


オーナーに脇を抱えられた心亜ちゃんをタクシーに押し込めた。

私と流青君は、2人同時に…はぁ〜と安堵のため息をついた。

「やれやれ…って感じかな。」

流青君は呆れつつも優しい眼差しで、オーナーと心亜ちゃんが乗ったタクシーがウィンカーを出して角を曲がるまで見送った。

「じゃ…私も、ここで。」

「あ…ハルちゃん送るよ。」

「あ…いえ、大丈夫です。家まで近いですから。一駅程です。」

「じゃ、なおさら送るよ。俺も、酔い覚ましたいし…。」

「あ…じゃぁ…ありがとうございます。」