「ファン投票1位ですもんっ!今のところ。」

「そっ!そーーーなのっ!びっくりっ。
スゥのくせにっ!!」

「笑ーーーー!!知らなかったんですかぁ。
やっぱ姉目線ってそういうもんなんですかね。
朱雀君のダンスの色気?…っていうか…なんだろあの吸引力…っていうか、フェロモンっていうか……。」



はいはい…。

なんか…分かる気がする。

そう…そうなんだよね。

だから…一緒にいると…



「あーーーーっ。ほら、電車来たよっ!」

私は心亜ちゃんの腕を摘んだ。

推しの話を始めたら止まらない心亜ちゃん。

そうそう…箱推しの韓国ボーイズグループの話なんか始まっちゃったら…

乗り遅れるし…日が暮れる。(苦笑)