極・恋 〜あの日から始まった恋〜

その後私は先生に車で家まで送ってもらった。

「何かあったら直ぐに私に言ってちょうだいね?」

「はい…。ありがとうございます。」

そう言うと先生は学校に戻っていった。

家の鍵を開け、家の中に入る。

「ただいま…」

誰もいない家に話しかける。

いまだに手は震えたままだけど、足は動く。

「お風呂に入ろう…」

自分自身を落ち着かすためにハーブの入浴剤を入れる。

「はぁ…お風呂は落ち着くな…」

手の震えも落ち着き、元通りになった私は一気に疲れが来たのか、目蓋が重くなる。

「寝よう。」

何も食べず、そのまま夢の中へと落ちていった。