極・恋 〜あの日から始まった恋〜

『今日からここに住んでね!』

ヘラヘラ男が放った言葉が頭から離れず、数時間が経過していた。

あの後、銀髪は用があるからと家を離れた。

ここから出るな。

そう言葉を残して。

「そんなこと言われてもな…住むとしても服とか学校のものとか持っていかないとだし。」

そう色々考えていたら、もっと現実味がなくなっていった。

服はもちろんそうだが、学校の教科書や参考書、ここに持ってきたいものだって沢山ある。

「まぁでも命には替えられない…か。」

そう自分に言い聞かせて目蓋を閉じた。

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ーーーここはどこだ?

真っ暗闇の中、空から光の筋が一つだけ届いている場所がある

「あれは…だれ?」

誰かが立っている。

私は前へと足が進む。

誰なのかを確かめるために

「…銀髪…?」

そこには銀髪が立っていた。

まるで、私の世界を照らす唯一の光のように。