極・恋 〜あの日から始まった恋〜

気がつくと視界が広がっていて、口元、足、腕は塞がれていたままだった。

恐怖がとまらない。冷や汗が溢れ出す。

「嬢ちゃんおきたのか〜。」

サングラスをかけ、ガタイが強く、頬に傷がある男に話しかけられた。

「いや〜嬢ちゃんも不運だねぇ」

男はナイフを持っていた。

訳の分からないまま、私はひたすら恐怖でいっぱいだった。

「あいつを呼び出すためなんだァ、ゆるしてくれ」

何分、何十分、何時間経ったかわからない。

私はただ、震えて泣くことしか出来なかった。

また意識が遠のく。

ーーーーーーーーー静香。大丈夫よ。

ーーーーーーお母さん達がついてるから。

ーーもう少し…

なんの夢…?

お母さん……