「えっ!?彼氏できたの!?」 思わず浮き輪から滑り落ちそうになって、水しぶきが上がる。 「冷たっ。顔にかかったじゃんー」 「あ、ごめんごめん。 だってびっくりして」 「うん。 てか、彼氏じゃないんだ」 「え、違うの?じゃあどういう…」 ベリーショートの髪についた滴がキラキラ光って綺麗。 沙耶、いつのまにこんな大人っぽくなったんだろ。 「…不倫なんだ」