家に帰って早速,友紀…いや,未緒のCDを聞いた。
「唯都くん。久しぶり。っていつかわかんないけど…。」
少し,悲しそうな,でも,嬉しそうな声…
「いま,聞いてくれてるってことは翠星先輩が渡してくれたんだね。また,お礼言っといて。」
もう,言ってるに決まってんだろ。でも,また,言っておくよ。未緒が言ってって言ったなら,俺は,ちゃんと…
「私が死んでからどう?って…前置き長すぎだよね」
ふふふっと笑う未緒。悲しそうな声だから,俺は,抱きしめたいと思ってしまった。もう,届かないのに
「唯都くん,友紀から,いや,歌い手の未緒から,届けたいものがあります。なので,聴いてください。『~~~~~~』」
その題名は聞いた事のあるものだった。
____永遠だと思っていた。
俺がずっとずっと思っていた事だった。だから,驚いたし,未緒も思っていてくれていたと思うと嬉しかった。でも同時に悲しかった。
曲を一通り聴き終えると俺は自然と涙を流していた。
「なんでっなんで…死んだんだよぉっ」
苦しくて悲しくて,なんで未緒が…死ななきゃ…いけなかったのかが分からなくて苦しくて,何も意味ないと分かっていても,俺の…せい…だと,責めてしまう…。そして……未緒までも,責めようと……思ってしまった…そんな俺が…悔しくてくやしくてクヤシクテ
頭が,おかしくなりそうだ。
もう,これ以上聴いてしまったら,俺はおかしくなる………心の奥底で思ったのだろう…,半分無意識に止めてしまった。
そして俺は,眠った。
「唯都くんっ!」
友紀の声が聞こえた…気がした。
「ねぇ,なんで無視するの!?」
…え?本当に友紀…なのか…?
「友紀っ!?」
「やっと反応してくれた。久しぶりだね!唯都くん!」
友紀は…本当に…俺の知っている友紀だ。だって,俺のよく知っている,笑顔を,二度と見れないと思っていた,笑顔を,俺に,向けて,くれた。それが,泣きそうになるくらい嬉しかった。
「久しぶりだねじゃねぇよ…。なんでいきなり死ぬんだよ。なんで俺に言わなかったんだよ…!」
俺は少し震えた声で言った
「ごめんね。言いたくなかった訳じゃなくて,怖かったの。もしかしたら,唯都くんは私が死んだら隣にいてくれなくなるんじゃないかって考えると怖くて…言えなかった。ごめんね。」
謝らせたかったわけじゃない,責めたかった訳じゃない。なのに…ごめん……なんて,薄っぺらすぎて言えない。
「いや,俺の方こそごめん…。ちょっと色々ありすぎて…,おかしくなってる…。」
もう,声が…消えそうだ。
俺が…消えそうだ。
「責めないでね。」
___え?
責められると思ってた。泣きじゃくられると思っていた。でも…俺の好きな友紀は俺が思ってる以上に強かった。
「唯都くんが,唯都くんのことを責めてたら私は苦しい。」
俺が知ってた友紀は表面の少しの友紀だった。
「うん,ありがとな」
友紀が薄くなっている……
「あ〜もう時間だ…。バイバイ,ゆいとくん…」
「ゆきっっっっっ」
苦しい……泣きそうだ…。でも,ちゃんとお別れは…しないとだよな…
「ば,ばい…ばい…」
「うん!」
少し笑っている友紀……俺よりも強い…友紀…。大好きな…友紀…。ありがとう…。バイバイ。
「唯都くん。久しぶり。っていつかわかんないけど…。」
少し,悲しそうな,でも,嬉しそうな声…
「いま,聞いてくれてるってことは翠星先輩が渡してくれたんだね。また,お礼言っといて。」
もう,言ってるに決まってんだろ。でも,また,言っておくよ。未緒が言ってって言ったなら,俺は,ちゃんと…
「私が死んでからどう?って…前置き長すぎだよね」
ふふふっと笑う未緒。悲しそうな声だから,俺は,抱きしめたいと思ってしまった。もう,届かないのに
「唯都くん,友紀から,いや,歌い手の未緒から,届けたいものがあります。なので,聴いてください。『~~~~~~』」
その題名は聞いた事のあるものだった。
____永遠だと思っていた。
俺がずっとずっと思っていた事だった。だから,驚いたし,未緒も思っていてくれていたと思うと嬉しかった。でも同時に悲しかった。
曲を一通り聴き終えると俺は自然と涙を流していた。
「なんでっなんで…死んだんだよぉっ」
苦しくて悲しくて,なんで未緒が…死ななきゃ…いけなかったのかが分からなくて苦しくて,何も意味ないと分かっていても,俺の…せい…だと,責めてしまう…。そして……未緒までも,責めようと……思ってしまった…そんな俺が…悔しくてくやしくてクヤシクテ
頭が,おかしくなりそうだ。
もう,これ以上聴いてしまったら,俺はおかしくなる………心の奥底で思ったのだろう…,半分無意識に止めてしまった。
そして俺は,眠った。
「唯都くんっ!」
友紀の声が聞こえた…気がした。
「ねぇ,なんで無視するの!?」
…え?本当に友紀…なのか…?
「友紀っ!?」
「やっと反応してくれた。久しぶりだね!唯都くん!」
友紀は…本当に…俺の知っている友紀だ。だって,俺のよく知っている,笑顔を,二度と見れないと思っていた,笑顔を,俺に,向けて,くれた。それが,泣きそうになるくらい嬉しかった。
「久しぶりだねじゃねぇよ…。なんでいきなり死ぬんだよ。なんで俺に言わなかったんだよ…!」
俺は少し震えた声で言った
「ごめんね。言いたくなかった訳じゃなくて,怖かったの。もしかしたら,唯都くんは私が死んだら隣にいてくれなくなるんじゃないかって考えると怖くて…言えなかった。ごめんね。」
謝らせたかったわけじゃない,責めたかった訳じゃない。なのに…ごめん……なんて,薄っぺらすぎて言えない。
「いや,俺の方こそごめん…。ちょっと色々ありすぎて…,おかしくなってる…。」
もう,声が…消えそうだ。
俺が…消えそうだ。
「責めないでね。」
___え?
責められると思ってた。泣きじゃくられると思っていた。でも…俺の好きな友紀は俺が思ってる以上に強かった。
「唯都くんが,唯都くんのことを責めてたら私は苦しい。」
俺が知ってた友紀は表面の少しの友紀だった。
「うん,ありがとな」
友紀が薄くなっている……
「あ〜もう時間だ…。バイバイ,ゆいとくん…」
「ゆきっっっっっ」
苦しい……泣きそうだ…。でも,ちゃんとお別れは…しないとだよな…
「ば,ばい…ばい…」
「うん!」
少し笑っている友紀……俺よりも強い…友紀…。大好きな…友紀…。ありがとう…。バイバイ。
