奇跡〜だいすきなひと〜

「あかり、今日泊まってく?」


「いいよいいよ、大丈夫。」


「泊まっていきなよ。」


「いいの?」


私、今どんな顔してるんだろう。嬉しいけど


切ない。感情がほんと複雑。


ちょうどママも今日の夜勤からお休みだし私


も甘えちゃおっかな。


「泊まっていい?」


「当たり前じゃん。」


ママに連絡を入れると、パジャマとかを持っ


てきてくれた。ママは私荷物を渡すとすぐに


帰っちゃったから怒ってるのかなって思った


けど、


『せっかくふたりきりなんだから楽しみなさ


いよ』


ってメールが来てた。


「永遠くん。」



私はソファに座ってる永遠くんの横に座った。


車椅子からソファに移動するのはもう


慣れっこ。


「あかり、、、」


私が永遠くんの手を握ると永遠くんは私の顔


を見つめた。お互い顔を見つめ合ってる。


普段なら照れて目線をそらすけど今日はそら


せない。


すると永遠くんは私を抱きしめて離れるとき


にほっぺにキスしてくれた。


永遠くんが私の身体から少し離れたとき、


私は永遠くんの手を強く握ってしまった。


迷惑なのはわかってる。だけど、離れたく


ない、、、


「それで、おしまい?」


求めちゃ、だめ。消えるってわかってるし、


こんなこと永遠くん嫌がるに決まってる。


でも、、、


私の瞳を見た永遠くんは、私にキスした。


私は永遠くんに頭を支えられて動けなかった。


私から求めたはずなのにすごく恥ずかし


かった。だけど、幸せだった。


そのあと私たちの間に流れたのはさっきまで


とは違う、でもいつもとも違うそんな空気


だった。


ご飯を食べてゲームして私たちは同棲してる


カップルみたいに過ごした。


お風呂からあがってパジャマに着替えた


永遠くんはいつにも増してかっこいい。


私が見とれてると、


「大好きだよ。」


って。


「私も。」


私たちは2人でベッドに入った。


「そのお腹のあざ、どうしたの?」


「こっこれは、、、昔、怪我したの。」


お腹のあざ、、、


昔怪我した訳では無いけど、理由は永遠くん


には伝えなくていい限り伝えたくない。


「そっか、、、」



私は永遠くんの優しさを感じたあと、永遠


くんの腕の中で眠った。