奇跡〜だいすきなひと〜

「私たち、部屋戻ってるね。」


2人で作業を終えて、部屋に戻った。隣を


見ると、永遠くんは俯いてしまってる。


どうしたんだろう。さっきの独占欲がなんだ


って言ってる時も聞こえてないかのように


洗い物してたし、、、


「永遠くん?」


私が呼んでも永遠くんは顔を上げてくれ


なかった。重いと思われちゃったかな。


そんなの嫌だな、、、


重いと思われたとか、嫌いになられたとか


最悪なことを考えちゃって自分の目に涙が


溜まるのがわかる。


「えっ!?」


私の頭がいっぱいいっぱいになってる時、


永遠くんは私が泣きそうになってるのに


気づいた。


「あかり?」


永遠くんに呼ばれて顔を上げると目から大粒


の涙がぼろぼろと零れてきた。


「ごめんごめん。泣かせちゃって。」


私が勝手に色々考えて泣いただけなのに永遠


くんが負い目を感じてる。そう思うと自分が


嫌になってまた涙が零れる。


「う、、、うん。


永遠くんは、悪くないの、、、」


「じゃあどうして泣いてるの?」


「独占欲が強くて、妹とかママにもヤキモチ


妬くぐらい嫉妬深くて、でもそんな自分が


嫌で、それなのに永遠くんが私の涙に負い目


感じて謝ってくれて、自分で自分をコント


ロール出来ないのが嫌だし、それにさっき


だって、、、」


「あかり、、、」


「ごめんね、、、」


「俺の方こそ色々考えさせちゃってごめんね。


さっき黙っちゃったのは、大好きなあかり


が俺を独り占めしたいって、独占欲が強い


って言ってくれて嬉しかったからだよ?


嬉しすぎて何も言えなかったんだ。


あのね、あかり。俺は、ヤキモチ妬いてくれ


たり、自分だけのものにしたいって思って


くれるの嬉しいよ?俺の事をそれくらい好き


でいてくれてるんだって思えるし、俺も、


もっとあかりのことを大事にしたいって思え


る。だから、自分が嫌になって泣かないで。


俺はどんなあかりでも大好きだし、重いと


思ったりしないから。」


「う、、、ん。ありがとう。」


「俺こそ辛い思いさせてごめんね。」


私は永遠くんに抱きしめられて腕の中で泣い


た。色々考えて辛かったけど、それが全部


自分の思い込みだとわかって心の底からほっ


とした。