奇跡〜だいすきなひと〜

『おーいあかりー。おいで!』



夢の中で大好きな懐かしい声を聞いた。


この声、パパだよね、、、


「パ、パ?」


目の前でパパが手を広げて待ってくれてる。


視界が滲んだのと同時に私はパパの元に


走った。


『、あかり、、、』


『パパ、、、』


『大きくなったなぁ。』


「・・・」


『もうすぐ18歳か、、、早いなぁ。


最後にちゃんと見たのは7歳だったっけ


な、、、』


「そう、、、だったね、、、」


『そんなに泣くなよ、、、』


「だって、、、パパ、ずっと会いたかった。」


『パパも会いたかった。ママもこころも元気


にしてる?』


「う、、、ん。でも、どうしてこころのこと


知ってるの?」


『天国から見守ってるんだよ。いつも幸せ


そうな姿を見せてくれてありがとう。


3人からずっと元気をもらってた。あかりも


いい人見つけたな。あんなにあかりのこと


愛してくれる人がそばにいてパパも安心だ


よ。』


「う、、、ん。すごく幸せ。ありがとう。」


『最初はあかりのこと不自由にしやがって


って思ってたけど、今は永遠くんがそばに


いてくれてよかったって思ってるから。


これからも幸せにな。』


「うん。」


『ママとこころにも元気で幸せになってって


伝えてほしい。』


「うん。パパも幸せになってね。」


パパが少しずつぼやけていった。触りたくて


も触れないし、どんどんその姿も見えなく


なってる。消えないで、、、


「パパっ!!」


『じゃあな。』


パパは私の前から姿を消した。パパ、、、


事故にあってから何回かパパの夢を見てる。


私が不安になったときとか何かをする勇気が


出ないとき、絶対に夢で大丈夫だよって前に


進ませてくれる。


「パ、、、パ、、、」


誰かが優しく頬を拭ってくれた。夢なのか


現実なのかわからないけど、温かい手に私は


包まれた。