奇跡〜だいすきなひと〜

「これ、あかり?」


「そうだよ。めちゃめちゃ太ってる


でしょ(笑)」


私が拗ねてると永遠くんが見たいって言ってく


れたから私たちは私の小さい頃のアルバムを一


緒に見た。自分で自分の小さい頃を見るのは恥


ずかしいけど、永遠くんのキラキラした目に負


けて仕方なくリビングの棚に入ってるやつを引


っ張り出してきた。


「かわいいー!」


「全然そんなことないよ。」


「昔っから目はパッチリで顔は小さかったん


だね。」


「そう?ってか私顔小さいの?」


目がパッチリしてるっていうのは色んな人に


言われてきたからそうなのかなぁって思った


りもしてたけど顔が小さいって自覚なかった


な。そんなに小さくないんだと思うんだけ


ど、、、


「めっちゃ小さいよ?でも、あんなに美人な



お母さんとイケメンなお父さんから生まれて


たらそうもなるかぁ。」


永遠くんはどの写真を見ても可愛い可愛い


って言ってくれた。その言葉を聞きながら


私って愛されてるなぁなんて思ってた。


「今度、永遠くんの家行った時永遠くんの


やつも見たい!」


「俺の?」


「うん!」


「あるかなぁ、探してみるよ。」


私が永遠くんの肩にもたれると永遠くんは


私の手を握って頭をポンポンしてくれた。


「ちょっと熱上がってきた?」


「どうだろう。わかんないや。」


「体温計とってくるから待ってて。」


「や…」


「や、じゃないよ?またしんどくなっちゃう


から。」


「もうちょっとだけ、このままがいい。」


わかんないって言ったけど、ほんとは分かっ


てる。身体がじわじわ熱くなってきてる


こと。だけど、今離れたら、永遠くんが


すごく遠くに行っちゃう気がするの。


「あかり?」


私が抱きつくと永遠くんは背中を優しく


さすりながら


「俺はここにいるよ?そばに居るから。


お願いだから無理しないで?」


って。私が思ってること、どうして分かっ


ちゃうんだろう。その言葉を聞いてほっと


しちゃった私は永遠くんに背中をさすられ


ながら夢の中に入ってしまった。