「あかり、おはよう。」
朝、ママが起こしに来てくれた。普段は自分
で起きてるけど、今日はなぜか起きられ
なかった。私が制服に着替えてリビングに
行くとママは仕事に行った。
なんかお腹空かないなぁ。今日から学校だか
ら緊張してるのかなぁ。
「こころ幼稚園行くよ〜」
結局朝ごはんは食べられなかった。身支度を
してこころと幼稚園に向かう。
私の学校の都合でこころは早朝保育にも行っ
てもらってるから家族と過ごす時間が他の子
より短くて可哀想だし申し訳ないなって。
私がこころぐらいのときはパパもママもいて
他の子よりも幸せだって思ってた。
「こころ、辛くない?」
「なにが?」
「ごめんね。ねぇねもママもそばにいてあげ
られなくて。それにパパもいないし、、、」
「なんで謝るのぉ?こころ辛いと思ったこと
ないよ。」
「ごめんね、ありがとう。」
私がそう言うとこころは私の後ろに回って
車椅子を押してくれた。私達の足で歩いて
15〜20分ぐらい。帰りは私もママも仕事
でお迎えに行けないからバスで帰ってきて
もらう。
だから、せめて朝だけでも送ってあげたい。
「こころ、今日はお姉ちゃんお仕事終わるの
早いから、夜は一緒に遊ぼうね。」
「うん!」
今日のバイトは体慣らしだから遅くても
21時には上がりにするって店長が言って
くれてた。正直まだまだ怖いことだらけ。
バイトの同僚もいい人ばっかりだけど、私の
姿見たら絶対に一線引かれる。働き始めて
2年半。上司の人たちは優しくしてくれる
だろうけどバイトの人が怖い。みんなのこと
を信じてないわけじゃないけど自分が障害者
になった今、一番迷惑をかけるのはバイトの
人。ちゃんと謝らなきゃなぁ。
「先生おはようございます!」
インターホンを鳴らすといつも早朝保育を
担当してる先生が出てくれた。
先生はオートロックの鍵を開けてこころを
迎えに来てくれた。
「あかりちゃん、事故にあったって聞いた
けど大丈夫?」
「そうなんですよぉ。やらかしました(笑)」
怖がってるのがバレませんように。周りの人
にこれ以上迷惑掛けたくない。
なるべく笑顔で。今までの私と変わらない
ように。
「これから私が車椅子で朝連れてくることに
なるのでこの時間になると思います。」
「わかった。ずっと車椅子なの?」
「はい。事故で下半身不随になっちゃって。」
私が「下半身不随」って言葉を発したとき
先生は一瞬驚いた顔をしてた。みんなこんな
反応するんだろうなぁ。それに、自分の口
から下半身不随って言ってるけど、その言葉
を発する度に逃れられないなぁって心に突き
刺さる。
「そう、大変だと思うけど無理しないで
頑張ってね。」
「ありがとうございます。」
私が幼稚園を出ようとしたとき奥から園長
先生が出てきた。園長先生はこころを見つ
けると、「こころちゃーん!」って手を振っ
てくれた。こころはいろんな先生と仲がいい
みたい。家の事情的に先生たちも気になるん
だろうけどこうやってしてくれる人がいて
私もママも安心できる。だから、先生方には
感謝しかない。
「あかりちゃん大丈夫?」
「はい。足が動かなくなっちゃったんです
けどそれ以外は元気です!」
「そっか、、、」
「こころのことよろしくお願いします。」
「うん。いってらっしゃい。」
私はこころとハイタッチして幼稚園を出た。
私が乗りたい電車まであと15分。
次の交差点を曲がればすぐに駅だからそんな
に時間はかからないはず。
朝、ママが起こしに来てくれた。普段は自分
で起きてるけど、今日はなぜか起きられ
なかった。私が制服に着替えてリビングに
行くとママは仕事に行った。
なんかお腹空かないなぁ。今日から学校だか
ら緊張してるのかなぁ。
「こころ幼稚園行くよ〜」
結局朝ごはんは食べられなかった。身支度を
してこころと幼稚園に向かう。
私の学校の都合でこころは早朝保育にも行っ
てもらってるから家族と過ごす時間が他の子
より短くて可哀想だし申し訳ないなって。
私がこころぐらいのときはパパもママもいて
他の子よりも幸せだって思ってた。
「こころ、辛くない?」
「なにが?」
「ごめんね。ねぇねもママもそばにいてあげ
られなくて。それにパパもいないし、、、」
「なんで謝るのぉ?こころ辛いと思ったこと
ないよ。」
「ごめんね、ありがとう。」
私がそう言うとこころは私の後ろに回って
車椅子を押してくれた。私達の足で歩いて
15〜20分ぐらい。帰りは私もママも仕事
でお迎えに行けないからバスで帰ってきて
もらう。
だから、せめて朝だけでも送ってあげたい。
「こころ、今日はお姉ちゃんお仕事終わるの
早いから、夜は一緒に遊ぼうね。」
「うん!」
今日のバイトは体慣らしだから遅くても
21時には上がりにするって店長が言って
くれてた。正直まだまだ怖いことだらけ。
バイトの同僚もいい人ばっかりだけど、私の
姿見たら絶対に一線引かれる。働き始めて
2年半。上司の人たちは優しくしてくれる
だろうけどバイトの人が怖い。みんなのこと
を信じてないわけじゃないけど自分が障害者
になった今、一番迷惑をかけるのはバイトの
人。ちゃんと謝らなきゃなぁ。
「先生おはようございます!」
インターホンを鳴らすといつも早朝保育を
担当してる先生が出てくれた。
先生はオートロックの鍵を開けてこころを
迎えに来てくれた。
「あかりちゃん、事故にあったって聞いた
けど大丈夫?」
「そうなんですよぉ。やらかしました(笑)」
怖がってるのがバレませんように。周りの人
にこれ以上迷惑掛けたくない。
なるべく笑顔で。今までの私と変わらない
ように。
「これから私が車椅子で朝連れてくることに
なるのでこの時間になると思います。」
「わかった。ずっと車椅子なの?」
「はい。事故で下半身不随になっちゃって。」
私が「下半身不随」って言葉を発したとき
先生は一瞬驚いた顔をしてた。みんなこんな
反応するんだろうなぁ。それに、自分の口
から下半身不随って言ってるけど、その言葉
を発する度に逃れられないなぁって心に突き
刺さる。
「そう、大変だと思うけど無理しないで
頑張ってね。」
「ありがとうございます。」
私が幼稚園を出ようとしたとき奥から園長
先生が出てきた。園長先生はこころを見つ
けると、「こころちゃーん!」って手を振っ
てくれた。こころはいろんな先生と仲がいい
みたい。家の事情的に先生たちも気になるん
だろうけどこうやってしてくれる人がいて
私もママも安心できる。だから、先生方には
感謝しかない。
「あかりちゃん大丈夫?」
「はい。足が動かなくなっちゃったんです
けどそれ以外は元気です!」
「そっか、、、」
「こころのことよろしくお願いします。」
「うん。いってらっしゃい。」
私はこころとハイタッチして幼稚園を出た。
私が乗りたい電車まであと15分。
次の交差点を曲がればすぐに駅だからそんな
に時間はかからないはず。

