奇跡〜だいすきなひと〜

「あかりってさ、中学の時部活とかしてた


の?」


永遠くんがさっきの涙を隠すように私に聞い


てきた。どうしたんだろう?


「吹奏楽してたよ。打楽器だったの。永遠


くんは?」


私は不思議に思ったけど普通に答えた。


「俺は中高どっちもサッカーしてた。」


「サッカーかぁ。なんか想像つく(笑)」


「そう?今まではなんか違うって言われてた


から新鮮(笑)」


「正直モテたでしょ?」


「それが全然なんだよ。サッカー部ってめっ


ちゃモテるイメージだったんだけど(笑)」


「そんなにイケメンでモテないわけない


じゃーん。」


「俺のどこがイケメンなのよ。あかりこそ


そんなに可愛い顔してたらモテたでしょ?」


「そんなことないよ。」


「今まで何人とつきあったことある?」


「7人くらいかな。」


「高校生で7人って多いよ。」


「そうなの?私のまわりもっと多い子いる


から少ないくらいかと思ってた。」


「それは、あかりの周りが異常だよ(笑)」


「そうなんだ(笑)でも今まででこんなに


好きになったの永遠くんが初めて。」


「ありがと。」


「ありがとっ。」


そのあと、私達は昨日までと何も変わらない


ように他愛もない話に花を咲かせて一日を


過ごした。朝から夕方まで毎日一緒に。


出会ってまだ一週間ぐらいなのにこんなに


大好きになれると思わなかった。