奇跡〜だいすきなひと〜

「あかりおはよっ。」


退院日が決まった次の日の朝、永遠くんは


面会時間開始と同時に部屋に来てくれた。


「永遠くんおはよう。ありがとね、朝早く


から来てくれて。」


「全然。あかりに早く会いたかったし、気に


なんないよ。」


「止められなかった?守衛の人、一分でも


早かったらいれてくれないでしょ?」


「まだ早いですよとは言われたけど、彼女が


大事なんでって言って突っ切ってきた。」


真面目な顔をしてこれが言えるのがすごい。


嬉しいけど恥ずかしい(照)


「ありがとう。私、永遠くんの彼女になれて


凄く嬉しい。」


「俺の彼女になってくれてありがとう。」


そう言って永遠くんは私を抱きしめた。


そのとき、私の首に一粒しずくが落ちてきた


気がした。


「もしかして、泣いてる?」


「バカ、、、泣いてなんか。」


「声でわかるよ。泣いてるじゃん。どうした


の?なにかあった?」


「う、ううん。」


「なにかあったら教えてね。」


「うん。」


このとき私は気にしてなかったんだ。なんで


永遠くんが泣いたのか、そして、それをどうし


て隠したのか。