奇跡〜だいすきなひと〜

そして、永遠くんの退院日。


「勝負!負けた人が勝った人の言うこと聞く


ってことで。」


「臨むところ!」


15分にもなる大熱戦の末勝ったのは私。


何聞いてもらおっかな。


あっ、、、


「ねぇ、これからさ、退院するまでお見舞い


来てくれない?」


「もちろん、そのつもりだけど?」


「これが私からのお願い。」


「そんなのでいいの?俺お願いされなくても


そのつもりだったけど、、、」


「わたしはこれがいいの。今までなかなか


こうやって年上の男の人と話してこれなかっ


たから。せっかく安心して話せるようになっ


たのにお別れしたくないの。」


「分かった。あかりが寂しくならないように


俺もできるだけこっち来る。」


「無理はしなくていいからね。永遠くんの


時間があるときでいいから。」


「おう。」


もうお別れかぁ。最初はちょっと怖かった


けどこんな風になれて、毎日一日中一緒に


いる日々が楽しかった。たった数日だった


けど感情が不安定だった私が早く落ち着けた


のはまぎれもなく永遠くんのおかげだと思う。


ほんとに感謝しか無い。


「永遠くん、下まで一緒に行ってもいい?


「いいけど、あかり車椅子じゃん。大丈夫?」


「大丈夫大丈夫。」


永遠くんが退院しちゃったらこれまでより


会えなくなるのは間違いない。だったらお別


れするギリギリまで一緒にいたい。


ほんとに私、永遠くんのこと好きだなぁ。