幸せって・・・何?


その日和樹は帰ってこなかった。
安祐美は何度も和樹の携帯に連絡を入れたが何も返事はなかった。
安祐美はずっと和樹を待ち、居間のソファで朝を迎えた。
朝、6時頃和樹は帰ってきた。
「和樹さん、どこに行っていたの? 何度も連絡したのよ。」
「悪い、ちょっとトラブルが起きて会社に行っていた。連絡できなかったことは謝る。これから着替えてまた出かける。」
和樹は安祐美の顔も見ずに言った。
安祐美はいきなり不安になった。
(結婚したばかりなのに・・・)
和樹は帰ってきたり来なかったりわからない日が続いた。
安祐美が訊ねると、
「俺の仕事では仕方ないんだ。慣れてくれ。」
そう言うばかりだった。
そして、徐々に安祐美を抱く回数が減っていった。
初めのうちは抱かれていれば安心した安祐美だったが、さすがにおかしいと思い出した。