幸せって・・・何?


達也は安祐美に対して必死だった。
翔は一緒に旅行に行ったりバーベキューパーティをしたりと2人が一緒に居る機会をお膳立てした。
もともと知った中なので徐々にではあるが距離が縮まっていた。

3人で音羽家の軽井沢の別荘に行った。まだ離婚が成立していないので表立ってデートは出来なかったので、軽井沢の別荘は奥まったところにあり気兼ねがいらなかった。

夕食後居間で飲んだ。翔は酔っぱらったふりをして先に休むと言い部屋に戻った。
達也と安祐美は二人になった。達也の気持ちは安祐美には伝わっていた。
ここぞとばかりにり、達也は行動に出た。
「安祐美さん。僕は器用な人間じゃないからストレートに言うね。気付いているとは思うけど、ずっと・・・もう10年前から、ずっと安祐美さんのことが好きです。3歳年上だからとか自分に言い聞かせてきたけど関係ない。安祐美さんが何歳年上だって関係ない。好きです。付き合ってほしい。安祐美さんが嫌がることはしたくないから、今でなくてもいいから返事ください。」
「達也君・・・ありがとう。達也君は子供のころから一緒に遊んで、弟みたいに思っていた。だから正直そういう対象としては見ていなかった。でもね、今は違うの。翔も弟として頼りになるけど、それ以上よ。一緒に居て楽しいし楽だし、なんといっても一緒に居たいって思うの。」
「安祐美さん・・・それって・・・」
「うん。」
達也は安祐美にキスをした。
「待って、達也君・・・」
「ダメ?」
「違うの。確認させて。・・・私3歳年上よ。」
「うん。」
「バツイチになるよ。」
「うん。」
「流産もしてるよ。」
「うん。」
「それでも本当にいいの? 」
「いいよ。何の問題もない。俺は安祐美さんが好きだ。絶対幸せにする。」
「私も達也君が好き。」
もう一度達也は安祐美にキスをした。安祐美もそれに応えた。
この日二人は結ばれた。二人だけの秘密として・・・