幸せって・・・何?


翔は安祐美にどう報告するか悩んだ。
報告すればまた安祐美は気が触れたように荒れるだろう。その時の為に先にできることはないか考えた。
「なあ達也、お前今彼女いないよな。」
「わかっていること聞くなよ。司法試験受かるまではお互い彼女作るのやめようって約束しただろ。」
「そうだよな・・・ところでさ、お前いつまで司法試験受けるの? 」
「俺もさ、お前に相談しようと思っていたんだ。今回が最後かと思っている。」
「俺もだ。最近決心した。実は賭けをしようと思っている。」
「どういうこと?」
「司法試験に受かったら弁護士になる。でも今回落ちたら父の会社を継ごうと思う。」
「親父さんに話したの?」
「してないよ。ずるい話だと思っている。だけど、あいつに父親の会社渡したくないと思った。今回の件で絶対に渡すことはないけどな。弁護士への夢もここまで努力したから今回に賭ける。そしてもし受かれば信用のおける人間に父の会社を継いでもらう。」
「わかった。俺もさ、ダメだったら優秀なパラリーガル目指すよ。」