※あの乙女はニセモノです


私は1人納得するようにうんうんと頷いた。



「あー…一応あいつのために言っておくと、俺たち幼なじみなんだよ」



「お、幼なじみ!?真央とゆりが!?」



真央の衝撃的な一言に思わずその場に立ち上がってしまった。



真央とゆりが幼なじみ…。



絶対そんな仲の雰囲気じゃなかったじゃん!



「まさかそんなに驚かれるとは思わなかったなぁ〜。まぁ、学校じゃ全然話さないし無理もないかー」



ははっと笑う真央を見て、苦笑いしながらゆっくり座り直す。



それと同時に亜子が大きな声を出した。



「亜子、ゆりちゃんのフルネーム知らなかったよ!?え、どうしよう、これからはちゃんとそっちで呼ぶべきなのかな!?」



焦る亜子に私と真央は顔を見合わせて笑った。