「やっぱ市藤って良い人なんだな!ナツが気に入るのもわかるよ」
「…ナツ?誰それ?」
きょとんとする亜子。
たぶん今私も亜子と同じ顔をしている。
亜子の事を気に入ってる人で真央も知ってる“ナツ”なんて人、私は知らない。
まぁ当の本人が心当たりないんだからそれも当然だけど。
2人揃ってぽかんとしていたところに、莉音ちゃんが戻ってきた。
「…なんで2人ともぽかんとした顔してるの?真央なにか変なこと言ったの?」
「え?いやいや、俺はー…」
「お待たせしました〜!こちらー」
呆れたような顔で真央を見る莉音ちゃんと慌てて説明をしようとする真央。
その絶妙なタイミングで注文したものが運ばれてきた。
