「絶対伊坂さんもあの1年生の子も亜子のこと利用してるだけだって!」
左の子に便乗するように瞳が大きな声を出して亜子の腕を掴む。
私が亜子を利用してるってどういうこと?
あまり話の流れが理解出来てないんだけど。
もしかして亜子は私たちのせいで嫌なこと言われてるの…?
だったら私が助けに行かなきゃ。
そう思って近づいて会話に入ろうとした瞬間。
「いい加減にして!!!」
亜子は瞳の腕を払いのけてキッと2人を睨む。
今までに聞いたことがないくらい大きくて怒りを包み隠さない亜子の声に身体がビクッと反応する。
いつもと全く違う雰囲気に恐怖を感じた。
