私もそれに便乗するように急いで亜子の腕を引き校舎へ入る。 これ以上あの男に口を開かせたら何を言われるか分かったもんじゃない。 亜子にはあとで全部嘘だったって誤解解くの頑張らなきゃな…。 結局それから暫くは私の名誉に関わる変な噂が落ち着くことはなかった。 でも私はそんな噂よりも。 “私、気になってる人がいて…” あれってやっぱり、そういうことだよね。 気になる人がいるのに私にキスして。 変な噂まで広げて。 私があの男に何したって言うのよ…。 ー本当に、わけわからない。