「え、えー。待っててって言われても…。私今日急いでたんだけどなぁ」 少しずつ頭が働き出して出た私の言葉はこれだ。 助けてくれて、更には心配までしてくれた女の子に対してもちろん感謝はしてる。 でもよく分からない状況でここで待たされるのはちょっと困るなぁ。 そう思ってしまう私はきっと薄情な人間なのかも。 私の口からそっと小さな溜め息が漏れる。 仕方ない、適当に座って待っとくか。 そう思って辺りをキョロキョロしてから隅っこに腰を下ろす。 と、同時に遠くの方から女の子が戻ってくるのが見えた。