お母さんがむいてくれたももを食べながら

窓の外を見ていた

また、あの男の人が現れるかもしれないから


そう思うと、わたしの胸はドキドキした


「るな、わたしそろそろ帰るわね」



ガタ


椅子から立ち上がり

「またね」

と出ていってしまった