『ネオ、まだ希望はあります。協力者を探しましょう。私たちを助けてくれる相手を探すと同時に、声を掛けてみましょう。ここにいる者たちを動かしてくれる協力者が出来るかもしれません。』

そう、ずっとここにいるわけにはいかないの…私たちが旅に出て助けてくれる人を見つけられて、この機械さんたちも助かるなら……

「…行こう、リング…!」

私は振り返りながら、リングと一緒に建物の外へ向かった。


「…あなたたちを助けてくれる人を探してきます…!待っていて下さい…!!」

何も言わない、反応も無い機械たち。私は前だけを向いて、リングと乗り物に乗って先を目指した。


『疲れたでしょう、ネオ。眠っていていいですよ。』

「…ありがとう、リング……」

私は真っ赤に染まっていく空を見ながら眠りについた…