忙しい撮影の合間に、あたしの部屋に来てくれた愛に、
とびっきりの紅茶を入れて、お気に入りのチョコレートも添えて。
おいしそうに飲み終えた愛は、
「ちょっと休憩」
あたしの膝に頭を乗せた。
「あぁー。なんか、すっげぇ忙しいんだけどさ、好がいてくれるだけで、大丈夫そうだわ。俺」
なんて、言ってくれて。
もうすぐ寒い季節になるけど、
愛の体温のお陰で、こんなにあったかい。
ねぇ？あなたはこうして、あたしを大事にしてくれるけど、
おんなじ位に、あたし、あなたが好きよ。
たとえば、朝の占いも、自分の星座よりまず先に、あなたのうお座をチェックするし、
買い物にいっても、あなたに似合うストールを無意識に探していたり。
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