嬉しい 嬉しい 嬉しい！！




こんなに、あったかい。





「…なぁ」





彼が呟く。





「はい」





問い返すあたしに、








「…キス、しようか」






有樹さんが言った。





「…え、だって風邪移る…し…」






「それで、お前が治るんだったらいいよ…」






微笑んで顔を上げたあたしのくちびるに




彼のくちびるがそっと触れる。





何度も何度も…





あたしと彼の２度目のキスは、







あまいあまいチョコレートの味がした。


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