スタンドバイユー

とっさに割れたガラスに、手を伸ばした時、





「このみっ!触るな!ケガするから!!」





愛が止めてくれたのにもかかわらず、あたしの指は割れたガラスを触っていて。





「…もう。お前、血…」




愛があたしの手を水道で洗ってくれている横で、





ふらふら歩いてきた、アサミさんは、





「ってか、何この匂い」





お鍋に残っている肉じゃがを見て、






「なんか、色薄くない?いとちゃん、濃い方が好きでしょ?」





って、





そばに置いてあった、お醤油のボトルをあけて、おもむろにお鍋の中に、




ボトルの全てを注ぎ入れた。





呆然とするあたしの横で、




「お前!いい加減にしろよっ!!」





怒鳴ったのは、愛で、





「もう帰れっ!!」




彼女の腕を掴んで、引きずっていく。