「なーにしてんのー?」 暗闇の中で艶やかに笑う口が、ギラギラと光る目が、揺れるピアスと、シャツの第二ボタンまで空いた首元が、見えた 「あ?誰」 「?」 … 「っあれは!」 「逃げるぞ」 さっきまで私に掴みかかっていたガラの悪い連中は颯爽と逃げていった 潔いな、 そして先程現れた男が近づいてくる 「ここらでは見ない顔だな」 「でもちゃんと裏路地の匂いがする、いい匂いだ」 そう笑いながら私の顎を持ち上げる まだ薄暗い月夜に 2人の横顔が照らされていた—-