ペリドットの約束

「すみません、アルノルド先生の元教え子の、ロベルト・ランバートです」

イースティンフィルの練習場の受付で、ロベルトは帽子を外して言った。

「え、きゃあ!ヴァイオリンのロベルトさんですか?!ロビーでお待ちください。アルノルド先生をお呼びしますね!」受付の女性は嬉しそうに言った。

「ありがとう」