「もうすぐ着くから、準備しなよ」

「わかりました」

ピンクブラウンの建物が並ぶ、
大きな街が見えてきた。
不思議な色の建物に、
わたしは釘付けになる。

音楽の都イースティンで、
わたしはロベルトと次の冒険をする。

わたしは急いで膝の上に乗せたままの小説に栞を挟んだ。