「あっ、ごめんなさい、失礼でしたか? あっあの、ヴァイオリンはいつからされているのですか?」 「覚えてねぇよ」 「あの、イースティンについたら、聞かせてくれませんか」 「いいけど」 「ほんとに楽器できる人って素敵です」 「まぁ……音楽に罪はねぇよ」 そう言ってロベルトはまた黙ってしまった。